WEKO3
アイテム
放射光X 線磁気回折実験システムの構築ならびにYTiO3 のスピン密度分布の観測
http://hdl.handle.net/10087/5147
http://hdl.handle.net/10087/5147d9c23303-72e2-4b16-95b1-5e0c9a419ecf
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||||
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公開日 | 2010-04-30 | |||||||
著者 |
鈴木, 宏輔
× 鈴木, 宏輔
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タイトル | ||||||||
タイトル | 放射光X 線磁気回折実験システムの構築ならびにYTiO3 のスピン密度分布の観測 | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 放射光 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | X線磁気回折 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 磁気形状因子 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 磁気モーメント | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | スピン密度分布 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 強磁性体 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 遷移金属酸化物 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | YtiO3 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 実験システム | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||||
資源タイプ | thesis | |||||||
著者(ヨミ) | ||||||||
姓名 | スズキ, コウスケ | |||||||
著者別名 | ||||||||
姓名 | Suzuki, Kosuke | |||||||
抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 本論文は、X 線磁気回折(XMD)実験の新システムの構築、ならびに、YTiO3\nのスピン磁気モーメント密度分布の3 次元実空間直接観測、に関する論文であ\nる。\nXMD 実験とは、白色楕円偏光の放射光X 線を強磁性体試料に照射し、試料\nからの非共鳴の回折X 線を測定する実験手法である。実験より得られる物理量\nは磁気形状因子である。実験配置を選択することにより、スピン磁気形状因子、\nあるいは、軌道磁気形状因子を分離して測定できることがXMD の特徴である。\n得られたスピン、あるいは、軌道磁気形状因子をフーリエ変換することで、実\n空間におけるそれぞれの密度分布が得られる。\n本実験は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の放射光施設(PF)BL-3C\nにて行った。本実験を始めた当初、実空間におけるスピン、あるいは、軌道磁\n気モーメントの密度分布の直接観測は行われていなかった。そこで、本研究で\nは、(1)実験装置を高度化し、新しいXMD 実験システムを構築すること、(2)\nXMD 実験をYTiO3 に適用し、なるべく多くの逆格子点におけるスピン磁気形状\n因子を測定すること、さらに、(3)Ti-3d 電子のスピン磁気モーメント密度分\n布の実空間における直接観測を目的とした。\n実験装置の高度化は、(i)X 線検出器系、(ii)電磁石、(iii)冷凍機、(iv)\n測定プログラムに対して行った。(i)では、より高計数率型の検出器系を採用し\nた。本検出器系の性能評価実験の結果、エネルギー分散測定において105cps ま\nでX 線光子を計測可能であることがわかった。(以前の実験システムの計数率は、\n104cps であった) 本高度化により、以前のシステムの数分の一の測定時間で、\n同等の統計精度の磁気形状因子測定が可能となった。(ii)では、より大型の電\n磁石に更新することにより、最大発生磁場を0.85T から2.15T に増大させた。\n(iii)では、より強力な冷凍機に更新することで、試料温度を15K から5K に\n下げることが可能となった。(iv)では、多重波高分析器をハードウェア型のも\nのからソフトウェア型に更新したため、回折計、電磁石、および、検出器系を\n統合した測定プログラムを新たに開発した。\n高度化したXMD 実験システムをYTiO3 に適用した。YTiO3 は、Ti 原子の\n1 つの3d 電子が磁性を担う。本研究において、磁化困難軸方向を含んだ13 の\n反射面を用い、計31 点の逆格子点においてスピン磁気形状因子を測定した。こ\nれらの実験データは、電磁石の高度化により初めて測定可能となったものであ\nる。31 点のデータに、以前測定した容易軸方向のデータを加えた計81 点のス\nピン磁気形状因子に対して、最大エントロピー法を適用し、3 次元スピン磁気モ\nーメント密度分布の3 次元実空間分布を得ることに成功した。これは放射光X\n線を用いてスピン密度の3 次元空間分布を得た世界で初めての結果である。\n本研究により、XMD 実験が強磁性体の磁気構造を直接観測できる実験手法\nであることが示された。今後、XMD 実験が物性研究に資することが期待される。 | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 学位記番号:工博甲400 | |||||||
書誌情報 | p. 129p., 発行日 2010-03 | |||||||
フォーマット | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | application/pdf | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | AM | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 群馬大学工学研究科 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | Thesis or Dissertation | |||||||
学位名 | ||||||||
学位名 | 博士(工学) | |||||||
学位授与機関 | ||||||||
学位授与機関名 | 群馬大学 | |||||||
学位授与年月日 | ||||||||
学位授与年月日 | 2010-03-24 | |||||||
学位授与番号 | ||||||||
学位授与番号 | 12301甲第400号 | |||||||
更新日 | ||||||||
2019-12-04 |