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アイテム
Thomas Hardyと夢想性について
http://hdl.handle.net/10087/1682
http://hdl.handle.net/10087/1682852426c7-4ae1-430c-a374-31c5577a99fe
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2007-11-02 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Thomas Hardyと夢想性について | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Thomas Hardy and Imaginativeness | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | imaginative | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | dream | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | reality | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | destruction | |||||
著者 |
大桃, 道幸
× 大桃, 道幸 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | ロイ・モレルはFar from the Madding Crowdの主人公Gabriel Oakの生き方を例に挙げて,幾多の苦難を乗り越えて人生の勝利者となるOakこそハーディが称揚する人物像であるとし,夢想家や夢想的な生き方をハーディは非難しているのだと論じている。モレルの立場はハーディの小説の悲劇性を登場人物たちの非現実的で夢想的な生き方に求めるもので,宿命論に立脚した従来のハーディ観を打破するという点で高く評価されるべきだが,ハーディの小説を単なる人生訓,処世訓のレベルで捉えている点に不満が残るし,ハーディがその後Oakのような人物ではなく,むしろ自己破滅型の夢想家を執拗に描き続けた理由を明らかにはしない。ハーディの小説,とりわけ後期の小説に登場する主人公たちの多くは芸術家ないしは芸術家肌の人物であるが,夢想性は彼らの生来の気質であって,それはしばしば人を破滅に導くものの,彼らにとっては創造力の源泉であり,彼らの存在そのものの基盤であると言ってよい。また彼らにとって,理想の恋人像が生身の人間よりも現実的であるのと同じように,想像の世界のほうが実際の世界よりも一層現実的なのである。従って,芸術家ないしは同様の気質を備えた人物が実社会で生きてゆくことそれ自体が多くの矛盾をはらみ,必然的に悲劇が生じることになる。厳しい現実の中で幸福を獲得するOakを称える一方で,自分自身苦悩の人生を歩んだハーディは,虚しく夢を追い求め破滅してゆく人々を,大いなる共感を持って描き続けざるを得なかったのである。 | |||||
書誌情報 |
群馬保健学紀要 巻 18, p. 29-35, 発行日 1998-03 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 1343-4179 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11260213 | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 群馬大学医学部保健学科 | |||||
資源タイプ | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | Departmental Bulletin Paper | |||||
更新日 | ||||||
日付 | 2017-03-27 | |||||
日付タイプ | Created |